
当院の手術の流れ
当院の手術の流れ
当院では、入院を必要としない日帰り手術(外来手術室での処置)を行っています。
ここでは、一般的な日帰り手術の流れをご案内いたします。
※外来診察室で行う鼓膜切開術・チューブ挿入術などの簡便な処置については、対象外となります。
1
初診・ご相談
まずは通常の診察をご予約のうえ、ご来院ください。
健康保険証、各種医療証、お薬手帳などをご持参ください。
診察では、現在の症状やこれまでの経過、治療のご希望を丁寧に伺い、必要に応じて血液検査・画像検査・聴力検査などを実施します。
2
手術のご提案と日程調整
検査結果をもとに、手術が適応となる場合は、ご本人さまとご家族に詳しくご説明のうえ、ご同意をいただきます。
その後、ご都合と当院のスケジュールをすり合わせて、手術日を決定いたします。
3
術前検査・安全確認
安全に手術を行うために、心電図、レントゲン、追加の採血検査などを行います。
これらは手術日が決定したあとに別途ご案内いたします。
4
術前説明外来(手術の1〜2週間前)
検査結果をご報告し、手術の内容・麻酔方法・当日の流れ・術後の注意点を詳しくご説明します。
ご家族の同意もこの時点で最終確認させていただきます。
5
手術当日
予約時間までにご来院ください。
当日は自動車・バイク・自転車などの運転はできませんので、ご家族の送迎やタクシーのご利用をお願いします。
手術後は、必要に応じて院内の回復スペースでしばらくお休みいただいた後、ご帰宅いただきます。
また、ご希望がある場合は提携病院での入院も可能です。詳細は事前にご相談ください。
6
術後の診察(1〜3日以内)
手術後の状態を確認するため、1〜3日以内に一度ご来院いただきます。
耳の手術・鼻の手術によって来院タイミングが異なる場合がございます。
7
経過観察と通院
その後は、術後の状態に応じて週1回程度の通院を2〜3回お願いしております。
状態が安定していれば頻回の通院は不要となりますが、再発のリスクがある病気については、半年後・1年後の定期チェックをおすすめする場合があります。
補足:初診当日にできること
「手術を希望している」と明確な意志をお持ちの場合、初診当日に検査・手術日の予約まで進められることもあります。
一方で、「治療法を相談したい」「まずは話を聞きたい」という場合は、無理に進めず次回以降にご検討いただけます。
・安心して手術を受けていただくために
当院では、丁寧な説明と確実な手術、安全な術後管理を大切にしています。
ご不安なこと、ご希望などがあれば、遠慮なくスタッフまでお知らせください。
当院で行う日帰り手術はすべて健康保険が適用される保険診療です。
費用は厚生労働省が定めた保険点数に基づいて算定され、お手持ちの保険証の種類や自己負担割合(1〜3割)によって異なります。
1か月あたりの医療費が高額になった場合、一定の自己負担額を超えた分が払い戻される制度です。
たとえば、手術費用が高額になっても、保険の上限額を超えた分は後日返還されます。
ご自身が加入されている保険者(協会けんぽ、国民健康保険、保険組合など)に申請してください。
返金は通常2〜3か月後になります。
医療費の一時的な負担を抑えるために、「限度額適用認定証」を事前に取得しておくことをおすすめします。この証明書を受付でご提示いただくと、その場での支払いが自己負担限度額以内におさえられます。
国民健康保険の方は市区町村の窓口へ、社会保険の方は職場または保険組合にご相談ください。
当院はオンライン資格確認に対応しており、受付でのご同意があれば、認定証の提示を省略できる場合もございます。一部例外があるため、詳しくは、お住まいの市役所の公式HP等でご確認ください。
手術費用は、以下のお支払い方法に対応しております:
・現金
・クレジットカード(VISA、Mastercardなど)
・電子マネー(交通系IC、QRコード決済など)
ご利用の際は、事前にカードやアプリの限度額をご確認ください。
ご加入の保険会社によっては、手術給付金や通院給付金の対象となる場合があります。
事前に保険会社へご確認ください。
診断書が必要な場合は、保険会社指定の書式をご持参ください。
手術名、病名、診療報酬点数(Kコードなど)の情報が必要な際は、スタッフにお申し付けください。
「どのくらい費用がかかるか不安」「限度額の手続きがよくわからない」など、どんなことでもスタッフにお気軽にご相談ください。
安心して手術を受けていただけるよう、しっかりとサポートさせていただきます。