のどの病気|門戸厄神駅から徒歩1分|耳鼻咽喉科吉田クリニック

兵庫県西宮市門戸荘15-13 Jプロクリニックステーション西宮門戸1階
0798-51-1133
WEB予約 WEB問診
ヘッダー画像

のどの病気

のどの病気|門戸厄神駅から徒歩1分|耳鼻咽喉科吉田クリニック

急性扁桃炎・扁桃炎

喉元を手でおさえ首をかしげる女性

ウイルスや細菌によって咽頭や扁桃に急性の炎症が起こる病気です。風邪の一症状として現れることも多く、発熱やのどの痛み、嚥下困難などが主な症状です。中でも、溶連菌による咽頭炎は注意が必要で、全身の合併症(急性糸球体腎炎、リウマチ熱など)を引き起こす可能性があります。

症状

のどの痛み、発熱、嚥下時の痛み、声がれ、だるさ、扁桃の腫れや白苔(膿)など。

検査方法

咽頭の視診に加えて、必要に応じて迅速抗原検査を行います。

治療方法

ウイルス性であれば解熱鎮痛薬、トローチやうがいなどの対症療法が中心です。細菌性と診断された場合、特に溶連菌感染では、ペニシリン系抗菌薬を10日間の内服が基本です。適切な治療により、症状の改善だけでなく合併症の予防、感染拡大の防止が期待できます。

かぜが原因で喉頭炎を発症した場合、多くは自然に回復しますが、喉の炎症や声のかすれをやわらげるために、以下のような喉をいたわる方法をお試しいただくと効果的です。

•温かいお茶やスープなどをゆっくりと飲み、喉をうるおします。

•のど飴や氷片、アイスキャンディーなどを口に含み、喉の不快感をやわらげます。

•食塩水でうがいをすることで、炎症や刺激を抑える効果が期待できます。

•加湿器を使用し、室内の乾燥を防ぐことで喉の負担を軽減します。

▶また、できるだけ声を出さず、のどを安静に保つことも大切です。 ※飲水ができないほど症状が悪化した場合には、入院して点滴治療を受ける必要があります。この場合、医療機関に紹介させていただきます。

扁桃周囲膿瘍

急性扁桃炎の炎症が長引くと、扁桃の周りに膿が溜まることがあります。この状態になると、口が開けにくくなり、話すことが困難になります。また、食べ物を飲み込むことができなくなり、食事が取れない状態に陥ることもあります。空気の通り道が狭くなると窒息のリスクが生じます。このような状況では、膿を排出するために速やかに排膿することが必要です。また、扁桃周囲膿瘍が進行すると炎症や膿が頸部に降下する「深頸部膿瘍」、血栓が形成され肺塞栓症にいたる「レミエール症候群」などの重篤な合併症があります。

症状

のどの痛み、開口障害、声がれ、含み声、痛くて飲み込めない。

検査方法

咽頭の視診に加えて、気道を確認するために喉頭ファイバー検査を行います。

治療方法

排膿、抗菌薬。入院治療や緊急手術となることがあるため、すみやかに適切な治療を受けられる医療機関に紹介させていただきます。

▶のどの痛みは緊急的な状態がしばしばあり、夜間には対応が困難な状況も考えられます。我慢せずにできるだけ早めの受診を心がけてください。

慢性扁桃炎

急性扁桃炎が繰り返し起こるか、急性扁桃炎の治療が不十分だった場合、慢性扁桃炎に進行することがあります。特に、1年に45回も急性扁桃炎を繰り返す場合、これを「習慣性扁桃炎」と呼びます。この状態では、扁桃炎が発症するたびに仕事や学校を休まなければならなくなり、社会生活に大きな支障をきたします。そのため、慢性扁桃炎の場合、全身麻酔をかけて手術を行うことが適応となります。手術が必要と判断された場合には、他の医療機関に紹介させていただきます。

急性咽頭蓋炎

急性喉頭蓋炎は、急性喉頭炎の一形態で、特に喉頭蓋(のどのふた)に強い腫れやむくみが生じることが特徴です。この疾患は、発熱、強い喉の痛み、のどが痛くて唾液も飲み込めない(流涎)、ゼーゼーという呼吸音(喘鳴)、こもった感じの声(含み声)、息苦しくて仰向けになれない(起座呼吸)などの症状を伴います。これらの症状がある場合は、空気の通り道が著しく狭くなり、命に関わることもあります。速やかに入院して点滴治療を行う必要があります。場合によっては、緊急で気管切開を行わなければならないこともありますので、迅速に連携病院へ紹介させていただきます。

声帯ポリープ

声の使い過ぎや喫煙などが原因で、声帯に小さな出血や炎症が繰り返されると、声帯にポリープができることがあります。ポリープができると、声がかすれる、または声が出しにくくなるといった症状が現れます。多くの場合、声を出すのを休めると自然に回復することもありますが、症状が改善しない場合やポリープが大きくなると、手術が必要になることもあります。また、喉頭がんも声のかすれを引き起こす原因となるため、声に変化を感じる、喫煙歴がある場合は、早めに耳鼻科を受診し、適切な診断を受けることが重要です。
勧めいたします。

声の不調、声がかれる(嗄声(させい))

声の不調には、声の震え、脱力感、疲労、ピッチの変化、声質の緊張など、さまざまな要素があります。風邪でもないのに4週間以上声がかれる場合には、喉頭ファイバー検査を勧めます。タバコやアルコールの習慣がある場合には特に注意が必要です。

【主な原因】

急性喉頭炎

かぜなどの急性呼吸器感染症や、一時的な声の使いすぎによって起こる、一過性の炎症です。多くは自然に改善します。

慢性喉頭炎

長期間にわたる刺激(たばこの煙、胃酸の逆流、真菌などの感染、声の酷使など)により、声帯に慢性的な炎症が生じた状態です。

加齢性音声障害

加齢とともに筋力の低下や粘膜の萎縮、肺活量の低下などにより、声がかれます。また、そうしたどの筋力の低下は誤嚥などにも関連することがあります。基本的には喉頭の筋力維持が重要です

良性病変

声帯結節やポリープなど、良性のしこりが声帯にできることで声がかすれることがあります。声の使い方や治療により改善が見込まれます。

悪性腫瘍

喉頭がんなどの悪性腫瘍が原因となることがあります。早期発見・治療が重要です。

神経障害

声帯を動かす神経の麻痺や障害により、声が出しにくくなったり、息漏れ声になったりします。

心因性・機能性発声障害

器質的な異常がみられないにもかかわらず、ストレスや心理的要因で声が出にくくなることがあります。

全身性疾患やまれな原因

甲状腺疾患、筋疾患、膠原病などの全身的な病気や、非常にまれな病因によっても声の不調が生じることがあります。

※当院にはオリンパス社の細径の電子スコープを使用しており、痛みの少ない検査に心掛けています。

PageTop