
補聴器外来の特色
当院の補聴器外来は「耳の専門医・ことばの専門家・補聴器の技術者」が一体となって診療にあたります。
医師(補聴器適合判定医・補聴器相談医・耳科手術指導医・耳科学会認定医)による医学的評価をもとに、言語聴覚士が検査やコミュニケーション面をサポートし、認定補聴器技能者が最適な機器調整を行います。
専門性の異なる3職種がチームで対応することで、安心して補聴器を導入できます。
早めの補聴器使用が大切な理由
加齢とともに聴力は少しずつ低下していきます。聞こえにくさを放置すると、会話が億劫になり、人との交流が減りやすくなります。その結果、脳への刺激が少なくなり、認知症のリスクが高まることが知られています。
- 脳の音の記憶を保つ
音を聞く機会が減ると、脳が音を処理する能力も衰えてしまいます。早めに補聴器を使うことで「聞く力」を維持できます。 -
会話や交流を守る
家族や友人との会話がスムーズになることで、孤立を防ぎ、生活の質を高めます。 -
認知症の予防に役立つ
国内外の研究で、難聴に対して補聴器を早期に導入した人は、認知症の発症リスクが低いという報告があります。
よくある誤解
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「もっと聞こえなくなってからでいい」 → 遅くなるほど慣れるのに時間がかかり、効果を実感しにくくなります。
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「補聴器は恥ずかしい」 → 最近の補聴器は小型で目立たず、自然な聞こえをサポートします。
当院の補聴器外来は、毎週月曜日(祝日を除く)午後1時から、完全予約制で行っております。